音声の分類

録音された音声を文字に起こす…、一言で「テープ起こし」と言っていますが、実はさまざまな音声の種類があります。
今回は、「話者(しゃべっている人)の人数」での分類についてご紹介します。

まず、話者が一人の場合とそうでない場合。
一人の場合は、講演会や講座など。一人の人が比較的まとまった文章を、しかもマイクを通してしゃべるので、比較的聞き取りやすい部類になります。

また、インタビューは大抵二人(インタビュアーとインタビュイー)、パネルディスカッションは数人で話すのですが、順番に一人ずつ話すパターンなので、聞きとって話者を区別することができます。

実は大変なのは、意見交換会や座談会など。話者が大勢、とても多いときは10人近くいて、特に順番もなくフリーに話すので、誰がしゃべっているかを区別するのがとても難しいのです。
一人の人が話し終わらないうちに、ほかの人が話し出すこともよくあります。
そのような場合は、どちらも聞きとるようにしなければなりません。
そんなときは、内心「ちょっと待って、まだしゃべらないで!」と思うこともあるのですが…、熱心な意見交換、白熱した座談会って素晴らしいことですよね!
頑張って聞きとって、正確に文字化しなきゃ!とはりきっています。

音声の種類について、「長さ」でもいろいろと分類することができるのですが、次回に書きたいと思います。
(付せんをペタペタ…、音声の種類を分類中)